愉快な精神病家族

双極性障害&アルコール依存症になりかけ!?のオジサン&パニック障害の奥様&経済力無しのアラサー&怖がり犬のドタバタ生活

旅行、意外と楽しかったです

旅行は終わった。結局、旅行前に、タコ氏とは和解せざるをえなかった。これが旅行前でなかったら、いくらでも口きかずに暮らせたろうに! しかしながら、旅行前というものは、やはり、口をきかないケンカに不向きなものなのだ。もしも、旅行当日まで、口をきかないままだったら、ヤツは、和室に閉じこもりきりで、旅行に行かなかったかもしれないし、そうなると、予約してたペンションのキャンセル料がもったいないし、大体、八ヶ岳まで、2台の車をつらねて走る予定だってのに、タコ氏がいなかったら、誰が運転していくっていうんだろう! 

だって、兄は前日の夜に働きすぎて、熱出して、ゲーゲー吐いちゃって、旅行当日には、一応熱も下がって、食欲は出たものの、ゼンゼン本調子じゃなくて、運転なんてできる様子じゃなかったし。

私は、ペーパードライバーだから、役に立たないし。

高齢者のババは、免許を持っているものの、運転させるわけにいかないし!

事実上、タコ氏とポンが、1台ずつ運転しなけりゃ、にっちもさっちもいかない状態だったのだ! だから、そんなこんなで、タコ氏とは和解せざるを得なかったのである。

 

悔しい。ケンカしきったって感じがない。まあ、しかし、仕方ない。

 

だけど、そのかいあって、旅行は、わりと平和にいきましたさ! 

タコ氏は、ケンカの間じゅう、和室にこもりきりで動かなかったくせに、旅行の間は妙にせかせか動き回って、積極的に運転するやら、荷物を率先して、あっちこっちに運ぶやら、スケジュールをたてるやら、元気いっぱい(躁状態かも)活動していたし。

風邪をひきかけてたポンも持ちこたえたし。

ジジババも何とかふんばって、旅行の全スケジュールこなしたし。

兄の体調も、何とか持ちこたえて、ものすごくひどくはならなかったし。

それに何よりかより、イヌのCちゃんが、喜んだ! 八ヶ岳の高原の草むら、森を、すごく、すごく喜んで、まるで、野生のコジカみたいに笑いながら、跳ね飛んだ! ああ、Cちゃんのその喜び方が、あまりにもかわいらしかったので、全てのイヤなことは吹き飛んだ!

 だから、心配したより、ずっと楽しい旅行だったかな。

 ポンも、八ヶ岳高原が、気に入ったらしく、

「もし、タコ氏のアルコール依存症が進んで、どうしようもなくなったら、家出して、八ヶ岳に移住するのもいいわね。それするには、お金がいるけど」などと言った。