愉快な精神病家族

双極性障害&アルコール依存症になりかけ!?のオジサン&パニック障害の奥様&経済力無しのアラサー&怖がり犬のドタバタ生活

わが家の経済会議

 今日、タコ氏は、朝からしかめつらしく経済会議を開き、わが家がいかに借金だらけ、ローンだらけで、このままの生活だと赤字だらけになって、どうしようもなくなるかってことについて、力説した。私もポンもシューンとしてしまった。
 ハイ、何も言えません。

 でも、お金を切り詰めて暮らそうって話のはずなのに、妙なことを言ったりもする。
「まあ、お金の倹約ばっかり考えてたら、クオリティーライフは失われる。だから、めいめいに小遣いをふりわけようと思います。どんな風に使ったのか、申告しなくていいお金です。月に、私が3万、ポンが2万、マコが1万」

 でも、何で、切り詰めなくちゃいけない時に、今まではなかった小遣い制度を足さなくちゃいけないわけ? 

 おまけに、こっちが別に何も言っていないのに、
「いいでしょ! 自由に使えるお金くらい持たせてよ! 60ヅラ下げて、自分の自由になる金ないとか、そりゃないでしょ!」って突然キレて、机をひっぱたいたりする。

 ははん。きっと、お酒に使いたいんだな。申告しなくていいお金って、それって、要するに、ビールを買うお金だな。

 だけど、そんなことを面と向かって言ったら、もちろん、怒鳴り殺されるから、

「私は、お小遣いなんぞという贅沢なものはけっこうです。養っていただいているだけで、もう十分すぎます」って、丁寧に頭をさげて言っておいた。

「私はいります!」って、ポンはキッパリ言い切った。

「その2万円は、何かの時のために取っておきます」

「ご自由にどうぞ! あなたが何に使ってもいいお金ですから!」

と、タコ氏は必要以上にでかい声でさけんだ。

 

 後からポンに聞いてみると、何かの時っていうのは、タコ氏に我慢できなくなって、私とCちゃんと一緒に家出をする時なんだってさ。

 タコ氏に我慢できなくなった時の家出費用を、タコ氏の給料から出すってどうなのって思うけど……。ま、別に、それこそ、ポンの好きにすればいっか。