愉快な精神病家族

双極性障害&アルコール依存症になりかけ!?のオジサン&パニック障害の奥様&経済力無しのアラサー&怖がり犬のドタバタ生活

ポンの名言

 ポンが新しい名言を吐いた。
「お話の世界に生きること。それは、現実逃避なのではない。現実を生きるためのリアリズムであり、それこそがファンタジーなのだ」

 小難しいことを言ってるようだけど、要するに、小説世界に没頭して、今、目の前にある心配事は、全部考えないようにしようっていうことなのだ。今、目の前にある心配事っていうのは、具体的にいえば、タコ氏のアルコール依存症がひどくなり、双極性障害とあいまって、仕事をやめざるをえなくなり、ローンの残っている家だけが残ったらどうしよう。バイト経験しかない30歳と(私)、バイト経験もあんまりない59歳(ポン)を、今更やとってくれる職場なんてあるものなのか? 奇跡的に雇ってくれる職場があったとしても、イヌのCちゃんの散歩はどうするのか? 我が家は、Cちゃんを中心に回っているのだから、Cちゃんの散歩をおろそかにすることはできない。となると、車がこわくて、都会に不向き気なCちゃんのためには、いっそ、田舎に引っ越して、自給自足の生活をした方がよくはないか? でも、そうなると、畑で野菜を栽培しなけりゃならないが、私達に野菜は栽培できるのか? 肉はどこで手に入れるのか? 肉を食べなければ、ただでさえ33キロしかないポンは死ぬだろう! ……っていう心配を、全部、脇に置いておいて、小説世界に没頭し、小説を書いて、書いて、書きまくろうではないか……ということなのである。

 そういうわけで、私達は、とりあえずの心配事は全て忘れ、今日も、売れない小説を書く。これが売れたらいいのだが!!