愉快な精神病家族

双極性障害&アルコール依存症になりかけ!?のオジサン&パニック障害の奥様&経済力無しのアラサー&怖がり犬のドタバタ生活

どうでもいいことなのに

 ポンがさっき、タコ氏に相談を持ちかけた。タコ氏の会社から支給される健康診断のことについて。

 すると、タコ氏は書類を持ち出し、それを広げてめくり、大きな声で読み始めた。すすると、驚くじゃありませんか。ポンときたら、タコ氏がまだそれを声に出して読んでいる途中だっていうのに、立ち上がって、湯たんぽをつぎはじめたのだ。

(毎日、こんなに熱帯夜だっていうのに、湯たんぽを足にあてているその温度感覚にも、驚くが。しかし、ポンは更年期障害で、頭は熱くなるのに、足は氷のように冷たくて、湯たんぽがないと寝られないんだという)

 で、とにかく、ポンはタコ氏が朗読中にもかかわらず、湯たんぽを持って、2階にあがりだした。

「おい! ちょっと聞いてんの!」って、タコ氏が、朗読をやめてどなる。
「うん。でも、まって! 今、湯たんぽ持ってあがるから」と、ポンが言ったら、
「知るかよ!」
 タコ氏は、書類を机にハデにたたきつけて、それきり、口を利かなくなった。

ポンはすぐに降りてきて、
「ごめん。もう一回言って」って言ったのだけど、
「もう知らない。説明聞かなかったの、そっちじゃん!」

 タコ氏は怒鳴って、和室に飛び込むと、バーン! ハデな音を立てて扉を閉めた。

ここ数日、タコ氏はキレてなかったのに。最近大人しいなあって思ってたのに。なのに、やっぱり、キレました。

 

 まあ、ポンも湯たんぽ持って上がるのは、タコ氏の話が終わってからにしたらよかったのにね。だけど、タコ氏もさ。こんなことで、そこまでキレなくてもいいのにね。

 何で、わが家は、こんなどうでもいいことで、すぐに争いみたいになるのかね。それとも、どうでもいいことではないのかね。よくわからんが、もう、とにかく争いばっかりイヤになりますな。ヤレヤレ。