愉快な精神病家族

双極性障害&アルコール依存症になりかけ!?のオジサン&パニック障害の奥様&経済力無しのアラサー&怖がり犬のドタバタ生活

台風の中のシャーベット

 台風10号の影響で、タコ氏は昨日、会社が休みだった。

(その前に5連休をお盆休みとして取っていて、1日会社に行ったらもう、台風休み。

今週はほとんど家にいる! 台風の被害が、タコ氏の会社の休みだけですんだことは、ありがたいと思わなくちゃいけないのだけど!)

 いや、それにしても台風がいよいよ、わが家の地域にも迫り寄り、雨風が、どんどん激しくなり、
「いよいよ、台風が来たのだろうか!?」と、みなが構えた夕方に突然、
「スーパーに行ってくる」と、タコ氏が言いだしたのには驚いた。
 しかも、いつものスーパーは閉まっているから、ちょっと離れた所にあるスーパーに車で行くっていうのである!
「何しに行くの?」と聞いたら、
「シャーベットを買う」っていう。
 いや、それ、何も、台風のさなかに行くことないでしょっていう。しかも、わざわざ遠いスーパーまで、車で出向いて行くことはないでしょっていう。不要不急の用事以外では、外に出ないようにしてくださいって、テレビのアナウンサーの人だって言っている時だっていうのに! なぜ、わざわざ、シャーベットを買いにいく? 食料なら、うちに十分たくさんありすぎるくらい、ありますよ!
 でも、タコ氏は、
「いいでしょ! シャーベットに買いに行くくらい!」と怒鳴って、こっちをにらむ。
 

 本当に欲しいものは、シャーベットではないんじゃないのって、ちょっと思う。ホントは、お酒を飲みに行きたいんじゃないのって、若干思う。休日の夕方には必ずスーパーに出向くけど、それって、ビール飲みにいっているんじゃないのって、どうしても思ってしまう。
 まあ、それでも、いつもは徒歩で行くからまだしも、今日は、車。ホントに、お酒を飲みに行っているのだとしたらかなりヤバイ。だって、飲酒運転をしてるってことになっちゃうじゃん!
 ……ってまあ、もしかしたら、お酒とか関係なく、無償にシャーベットが欲しいだけなのかもしれないけどさ。だったら、飲酒運転にはならないけどさ。

「でも、雨風、激しくなってきたよ」って、私は、タコ氏に言ってやった。そしたら、
「それはわかる。だから、車で行くんだ。何か、買ってほしいものはありますか?」

 ヤツは、今度は気持ち悪いほどおとなしく言って、私とポンを見回した。

 そこで、私もポンも、特に必要なものはありませんって、丁寧に言えばいいのにさ。なのに、ついつい、ハーゲンダッツのアイスクリームを頼んでしまったりするんだなあ。いけないなあ。いけない、いけない。こんなもんを平気で頼んだりするから、わが家の家計はヤバイほど赤字になってしまうのだ。
 けれども、久しぶりのアイスクリームは、なかなかおいしかった! でも、台風の中、買いに行ってもらうほど、必要なものじゃなかった! っていうか、頼まなくていいものだった! 余計なものだった! 
 やっぱり、反省。

 

 

わが家の経済会議

 今日、タコ氏は、朝からしかめつらしく経済会議を開き、わが家がいかに借金だらけ、ローンだらけで、このままの生活だと赤字だらけになって、どうしようもなくなるかってことについて、力説した。私もポンもシューンとしてしまった。
 ハイ、何も言えません。

 でも、お金を切り詰めて暮らそうって話のはずなのに、妙なことを言ったりもする。
「まあ、お金の倹約ばっかり考えてたら、クオリティーライフは失われる。だから、めいめいに小遣いをふりわけようと思います。どんな風に使ったのか、申告しなくていいお金です。月に、私が3万、ポンが2万、マコが1万」

 でも、何で、切り詰めなくちゃいけない時に、今まではなかった小遣い制度を足さなくちゃいけないわけ? 

 おまけに、こっちが別に何も言っていないのに、
「いいでしょ! 自由に使えるお金くらい持たせてよ! 60ヅラ下げて、自分の自由になる金ないとか、そりゃないでしょ!」って突然キレて、机をひっぱたいたりする。

 ははん。きっと、お酒に使いたいんだな。申告しなくていいお金って、それって、要するに、ビールを買うお金だな。

 だけど、そんなことを面と向かって言ったら、もちろん、怒鳴り殺されるから、

「私は、お小遣いなんぞという贅沢なものはけっこうです。養っていただいているだけで、もう十分すぎます」って、丁寧に頭をさげて言っておいた。

「私はいります!」って、ポンはキッパリ言い切った。

「その2万円は、何かの時のために取っておきます」

「ご自由にどうぞ! あなたが何に使ってもいいお金ですから!」

と、タコ氏は必要以上にでかい声でさけんだ。

 

 後からポンに聞いてみると、何かの時っていうのは、タコ氏に我慢できなくなって、私とCちゃんと一緒に家出をする時なんだってさ。

 タコ氏に我慢できなくなった時の家出費用を、タコ氏の給料から出すってどうなのって思うけど……。ま、別に、それこそ、ポンの好きにすればいっか。

顔色をうかがって生きるって

 今日は雨が降っているっていうのに、タコ氏は、朝っぱらから庭にくり出して、さかんに、ガタガタやっている。わが家の庭には、アンティークレンガと小石の道がウネウネとついているのだけど、その道に生えている草を抜くために、道の砂利と土を掘り返し、ふるいにかけ、何だか、よくわからないが、その小道に存在する根っこという根っこを徹底的に取り除いているらしいのである。この間から、何だかそのモードに入ってしまい、
「もうしなくていいよ。そんな面倒くさいこと」といくら言っても聞かない。
 だけど、何も雨がザアザア降ってる中でやらなくてもいいでしょうに。それとも、何。雨が降ってる中で、庭仕事をするのってけっこう普通のことなのかなあ。けっこう激しい雨が降ってる中で、庭の小石をふるいにかけている人って……何か怪しくない?

 

 そういうことを、本人に面と向かって言ってみたいような気がするけど、絶対言わない。キレるに決まっているから。私、タコ氏がこう言ったらキレるだろうなあとか、ああ言ったらキレるだろうなあとか、そういうことをものすごく気にしてる。タコ氏の顔色をうかがいながら、暮らしている感じが、そろそろ息苦しくなってきた。だって、タコ氏って、昔は、そんなにキレる人じゃなかったんだもん。だから、そういうのに慣れていないんだもん。誰かの顔色をうかがいながら暮らしたことなんて、私、今までに一度もなかったんだもん。タコ氏が家にいる時は、いつだって、タコ氏が気に入るようなことを言ったり、行動したりしなきゃいけないのって、疲れる。自分を押し殺している感じ。自由がない感じ。タコ氏にばかり合わせてるうちに、自分ってものがわからなくなってくる。

 

 ……って、うちはまだマシな方だと思うけどね。大体、私はもう、アラサーなんだから、タコ氏が息苦しくてたまらないなら、サッサと家を出て言って、自分の家を持てばいいだけの話なんだし。

(最も、私が家を出るっていったら、ポンは荒れると思う。ポンは、タコ氏と二人きりになるのを異常に恐れている。Cちゃんの散歩でさえ、タコ氏と二人で行くのはイヤだっていう。ぜったい、まこも来いって言ってきかない。そして、タコ氏と歩かなきゃいけない時は、思いきり離れてる。だから、私が家を出ていくって言ったら、ポンも一緒についてくるっていうだろうし、イヌのCちゃんも連れていくことになるであろう。だから、一連隊で出ていくことにはなって、大騒ぎにはなると思うが)

 それにしても、私は、自立が絶対不可能ってわけじゃない。

 でも、もしも、これがティーンエイジャーの時だったら?
 ちょっとそんなことを思ったりもする。
 世の中には虐待されている子どもがたくさんいる。子どもたちは、どんなに家から出ていきたくても、一人では家から出られない。なのに、家で絶えず怒鳴られ、蹴られ、殴られている子どもがたくさんいる。それこそ、顔色をうかがって暮らすどころの話じゃないだろう。たえず、生きた心地もせずに、ビクビクしてなきゃいけないんだろう。ああ、それって、どんなに悲惨なことだろう。

 そんな子供達が、まだまだ世の中にたくさんいるって思ったら、たまらない。私は、ここでのほほんとしていていいのかって、そんなことを思ってしまう。
 でも、何ができるだろう。曲りなりにも物書きだったら、ささやかな自分の体験から、何かを導き出して、何かを……形にしなきゃいけないような。全力をかけて、何かを形にしなきゃいけないような。
 そんな気がするんだけど。
 

どうでもいいことなのに

 ポンがさっき、タコ氏に相談を持ちかけた。タコ氏の会社から支給される健康診断のことについて。

 すると、タコ氏は書類を持ち出し、それを広げてめくり、大きな声で読み始めた。すすると、驚くじゃありませんか。ポンときたら、タコ氏がまだそれを声に出して読んでいる途中だっていうのに、立ち上がって、湯たんぽをつぎはじめたのだ。

(毎日、こんなに熱帯夜だっていうのに、湯たんぽを足にあてているその温度感覚にも、驚くが。しかし、ポンは更年期障害で、頭は熱くなるのに、足は氷のように冷たくて、湯たんぽがないと寝られないんだという)

 で、とにかく、ポンはタコ氏が朗読中にもかかわらず、湯たんぽを持って、2階にあがりだした。

「おい! ちょっと聞いてんの!」って、タコ氏が、朗読をやめてどなる。
「うん。でも、まって! 今、湯たんぽ持ってあがるから」と、ポンが言ったら、
「知るかよ!」
 タコ氏は、書類を机にハデにたたきつけて、それきり、口を利かなくなった。

ポンはすぐに降りてきて、
「ごめん。もう一回言って」って言ったのだけど、
「もう知らない。説明聞かなかったの、そっちじゃん!」

 タコ氏は怒鳴って、和室に飛び込むと、バーン! ハデな音を立てて扉を閉めた。

ここ数日、タコ氏はキレてなかったのに。最近大人しいなあって思ってたのに。なのに、やっぱり、キレました。

 

 まあ、ポンも湯たんぽ持って上がるのは、タコ氏の話が終わってからにしたらよかったのにね。だけど、タコ氏もさ。こんなことで、そこまでキレなくてもいいのにね。

 何で、わが家は、こんなどうでもいいことで、すぐに争いみたいになるのかね。それとも、どうでもいいことではないのかね。よくわからんが、もう、とにかく争いばっかりイヤになりますな。ヤレヤレ。

天才コックさんが欲しい

 ポンは、朝からプンプン機嫌が悪い。昨夜、オムレツを作っていたら、タコ氏から電話がかかってきて、
「今、頼まれた買い物してから帰るところなんですが。130円のカツオのタタキを買っていいでしょうか」と言ってきたのである。
「いいけど、オムレツはどうするの?」と、ポンが聞くと、
「ウーン。そんなに大きくはないから……まあ、オムレツがなくても、死にやしませんが…ちょっとだけは欲しい…」みたいに、歯切れ悪くタコ氏は言った。「半分とか…」
「残りの半分はどうするの? もう作ったけど?」と、ポンが聞いたら、
「あなた達が、お昼に食べたらいいんじゃないの」と、タコ氏は言った。
 それで、機嫌が悪いのだ。
「何で、わたしが、あの人の残り物の処理をしなきゃいけないわけ!?」
と、プンプン怒って、大変だ。
「いらないなら、もっと最初から言っておけっつーの! そしたら、ひき肉だってもっと少なくてよかったし、卵だって使わなかったし、ムダ使いせずにすんだのに! もったいないじゃん!! ひき肉代と、卵代がさあ!」と怒鳴った。
「もういいよ。うちらが、お昼に食べたらいいじゃん」と、私がげんなり言ったら、
「私はねえ、あのオムレツを食べなきゃいけないって思ったら、目が覚めた瞬間から、気持ちが悪くて、胃が重たくて、口内炎までできちゃったの」と、ポンは機嫌が悪い。「こう暑いのに、胃にもたれるようなオムレツを、昼から食べられないのよ! 大体、失礼じゃない? こっちが、ちゃんとオムレツを用意してるっていうのに、わざわざ、カツオのたたきを買ってくるとか! バカにしてるわ!!!!」

 朝ごはんを食べながら、ポンの激しい文句を聞いて、私は、げんなりしてしまった。
 ポンの気持ちは、そりゃわかりますさ。タコ氏本人に言えないんだから、誰かに文句、言いたいでしょうねえ。一番気軽に文句言えるのは、そりゃ、私ですわねえ。でも、私もねえ、タコ氏を毎日やりすごしてるんだから、その上、タコ氏に対する文句まで、ハイハイって聞いてあげられる心の余裕ないんですわ。

 …とは言っても、所詮は、居候のアラサーなんで、本当は、ポンの文句くらい、いくらでも聞いてあげなきゃいけないんでしょうが。 
 ああ、貧乏ってツライ。これが、金持ちだったら、
「どいつもこいつも、大人しくしやがれ!!!」って怒鳴ってさ。

タコ氏には、
「オムレツ半分残すなら、責任もって、翌朝、自分が食べやがれ! 作ってもらった感謝ってもんがあるだろう。この野郎!!」って、タコ氏を叱りつけて。
ポンには
「オムレツごときで、グズグズ言うな! もう、タコ氏に夕食作らなくていい! コックを雇うことにするから!!」って言ってさ。

 それで、腕のいいコックを雇うの。すごく愛想がよくて、ニコニコしてて、作る食事がバツグンにうまくて、さすがの文句屋のタコ氏も、文句がつけようがないような食事を作って、それがあんまりおいしいもんだから、タコ氏もビールを飲む気がなくなっちゃうくらいになって。その素晴らしいコックさんの食事を中心に、久しぶりに、わが家に平和な空気が広がる…みたいな。

 そんなコックさんを雇うんだけど。

 でも残念ながら、コックさんどころか、自分が普通に暮らせるお金さえないし。

自分が、そんなコックになれればいいけど、コックどころか、料理は致命的にヘタクソだし。私が作ったものを見たら、ポンも、タコ氏も、ニコニコどころか、そろって嫌な顔をするようなものしか作れないし。あの文句屋の二人を満足させられるような料理修行をするために、師匠につく気力もない。

 ああ、残念。

 

元気がないまめこばあばとよく食べるジジイ

 この頃、まめこばあばは元気がない。タヌキジジイの介護に疲れているのかもしれない。とにかく、どんどん痩せている。糖尿病のタヌキジジイのためのカロリー制限食を、タヌキジジイよりもはるかに少なくしか食べていないということだから、やせるのは当たり前かもしれない。

「ダメよ! お母さん、食べなきゃ!」と、ポンが言ったら、

「でもねえ、食べられないのよ」と、マメコばあばは言った。

「まあ、大丈夫なんだけどね」

 マメコばあばは、いつもこう言う。人のことは心配して、ジジイのことは、やたらに病院に連れていって、ジジイの診察に付き添ったりしているというのに、自分のことは、大丈夫、大丈夫といつも言う。マメコばあばが、大丈夫と言わなくなる時。それは、大抵、救急車で運ばないと命にかかわるような、重大な病気にかかった時なのだ。

 しかし、救急車で運ばれる時でさえ、救急隊員の人に、

「悪い~。運んでもらうなんて、悪い。本当に悪すぎる」と、うわごとのように、つぶやいていたというくらいの人だから、マメコばあばの「大丈夫」は、あまり、アテにはならないのである。

 

 しかし、マメコばあばは、大変ガンコで、どんなに病院で検査をするように言っても、絶対ガンとして、自分の診察はしないタチなので、もう、どうしようもない。 

「せめて、ばあばを、食事に呼ばなくちゃ」と、ポンが言ったら、
「それなら、ぎょうざにしますか」と、タコ氏が言った。

 タコ氏は、いろんな料理ができるけれど、ぎょうざが一番のお得意料理で、ジジババの絶賛を浴びている料理なのである。

 タコ氏はこんな風に、ジジババのために、ぎょうざを焼きましょうというような、人のイイところもあるのである。

 

 まあ、そんなわけで、昨日は、ぎょうざパーティー。まめこばあばは、

「まあ、タコ氏さんのぎょうざ、うれしい! おいしい!」とさけびながらも、

ちょっとしか食べれなかった。

 タヌキジジイは、糖尿病の治療中で、カロリー制限をするように、医者に厳しく言われているはずなのに、誰よりもたくさんぎょうざを食べた。
「あのねえ、こんなの全然食べすぎじゃありませんよ! これだけ食べても、まだ足りないくらいだ! 空腹で倒れるかもしれん!」
と、タヌキジジイは怒鳴りながら、口いっぱい、ぎょうざをほおばっていた。

 ヤレヤレ。
 

 

 

暑いけど怒鳴ってます

  この暑いのに、タコ氏はよく怒鳴ってる。一時期よりはマシになっているような気もするけど、やっぱり、怒鳴ったりキレたりしておる。
 今日は、よせばいいのに、ポンが、タコ氏と私に、
「庭の草むしり、パパとマコもお願いね」

なーんて言ったもんだから、大変なことになった。
「あのさあ。庭の草むしりって言ってもさあ。具体的な指示ちょうだいよ。どっからどこまで? どれがむしる草で、どれがむしらない草!?」
とかって、タコ氏、さっそくキレちゃって。うるさいったらない。
「道に生えてる草とかだよ~」

 ポンが、庭のレンガと小石の道に生えている草を指さして言ったら、

「あれってさあ、どうにかしようと思ったら、あの小石を全部どけて! その下の土、全部すくいとって! それをふるいにかけて、根と土を完全によりわけて! そうしないと、意味ないんだよね。上だけむしったって、また草が生えてきて、意味ないの」と、大変、えらそう。
「私は、前にそれをやりました。その時、あなた達は手伝ってくれなかったけど」

 そんなこと言って、ふんぞりかえっていたけれども、タコ氏がそれをやったのは、10年前くらい(笑)。それ以来、タコ氏は、庭の草むしりをしていないから、タコ氏が草むしりをしていない10年間、私とポンが、草むしりしていたんだけど。

 そんなことを思ったけど、それを言うとキレそうだから、口に出しては言わない。
「まあ、とにかくさ。そういうことをわかって言ってよね」
と、タコ氏は、高びしゃに、しめくくった。
 こうなるから、草むしりお願いねとか、タコ氏に言わなきゃいいのに。私にだけ言っておきゃいいのに。
 でも、ポンは、私ほど、タコ氏がキレるのを恐れていないのか、タコ氏がキレそうなことを、けっこう平気で言ったりする。私はダメだ。逆らったら、タコ氏がキレるだろうと思って、ハイハイ、ハイハイって、いっつも、タコ氏にうなずいてる。コックリ人形みたいにうなずいている。タコ氏がキレるの、ものすごく、恐れてる。
 だって、タコ氏がキレたら、もう、その怒鳴り声を聞いただけでさ。私、身体にこたえるんだもん。お腹、痛くなるんだもん。最近暑いから、ダブルパンチで、身体がマジで、キツイんだもん。